<スポンサーサイト>

2011年4月4日月曜日

自閉症と遺伝子と原発

 私の11歳の長男は自閉症です。このブログでも何度か書きましたが、未だに会話ができずトイレも食事も服を着替えることもできません。寝たきりで動けないわけではなく、多少肢体不自由もありますが、体はいたって健康です。
 1歳頃から母親とも目が合わなかったり、手のひらをヒラヒラさせたり、歩き出すのがかなり遅かったりと、他の子と違う行動や症状が目につき、私の子供となってから筑波大学の先生に見てもらい、はっきりと「自閉症」という診断がくだされました。
 それからは私も自分なりに自閉症という病気を勉強し、なんとか治せないかと病院をはじめ、危ない宗教のようなところまで足を運んだりしました。結局どこに行っても、何を調べても完全に治ることはないし、原因もわからないままでした。海外での治療を考えたこともありましたが、滞在費や治療費を調べると私にはそこまでする財力はありません。
 お医者さんには「脳の障害」と言われます。しかし、脳のどの部分がどう障害があるのかはわかりません。原因がわからなければ治療しようがないのです。
 自閉症というと心の病と思っている方もまだいるようですが、本当は脳細胞のどこかに異常があって、健常者のようにはコミュニケーションがとれなかったり、「多動症」と言って目を離すとどこへ行ってしまうかわからなかったりします。
 アスペルガー症候群のように知的障害をともなわず、社会的なコミュニケーションがとれない広汎性発達障害も自閉症と診断されますし、映画「レインマン」の主人公のレイモンドのように短時間で電話帳1冊分の名前と電話番号を暗記したり、空から地上の建物を30分見ただけで、その町全体を詳細に描くことができる能力を持った人も自閉症と診断されます。
 「自閉症は脳の障害」ですが、ではその原因がなんなのかははっきりわかっていません。しかし、ダウン症の場合は体細胞21番染色体の異常という先天性疾患として、自閉症とははっきり区別され規定されています。
 自閉症の原因が、遺伝子の突然変異による染色体異常であることがわかってきたのはここ最近のことです。
 以下は最近見つけたブログからの記事です。


 自閉症は遺伝子の突然変異と考えられるようになってきました。
 「2010年6月9日付英科学誌ネイチャー(電子版)に、自閉症の原因の糸口となる興味深い研究報告が掲載された。
 米University of California, Los AngelesのDavid Geffen医学部、Semel神経科学ヒト行動学研究所の研究者たちが主任研究官を務めた3年間の自閉症ゲノムプロジェクトは、自閉症スペクトラムの小児患者に存在するまれなコピー数多型(CNV)をゲノム全体から数多く同定した。
 「自閉症ゲノムプロジェクト」と称し、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)をはじめ11カ国から120人の研究者が参加。研究報告によると、「自閉症スペクトラム」の小児患者はそうでない小児よりも、遺伝子の欠失または重複が多いことが認められたという。」


 
 このところの福島原発の事故騒動で色々なことを知るようになり、ある時ハッと気が付いたのです。「自閉症の原因は遺伝子異常ではないのだろうか?」しかもこれまで原発が撒き散らしていた放射能が根元では.....!!。
 そう思ってからネットで調べると、かなりの方が同じ様なことを考え始めていることがわかったのです。中には自閉症の子を持つお医者さんもいます。(「自閉症医療と本質の理解」のスススメ」)
 
 前回の東海原発で被曝した方の記録ドキュメントを見ても、被曝すると染色体がぐちゃぐちゃに壊れてしまうのがわかります。
 チェルノブイリ事故の後、当時妊娠していた女性からはかなり高い確率で、奇形児が生まれ、白血病を持ちながら生まれてきてしまう子供がいます。
 これらは全て遺伝子異常が原因と考えられるのです。
 これに気付いたとき、私は震えが止まらなくなりました。
 今まで意識したことのなかった原発が、息子の病気の根元となる原因となっているかもしれないと思うと、何をどう考えていいのかわからなくなりました。
 もちろん、本当にそうなのかどうかは、今はまだわかりません。

 息子の通うつくば養護学校は、知的障害部門と肢体不自由部門の県内初の併設型療育支援学校として4年前に開校しました。つくば市に養護学校がないことや、県内の他の養護学校が定員をオーバーしているために作られた学校です。しかし、4年しかたっていないのに既に年々増え続ける児童生徒で、教室が足りない状態です。開校当初の生徒数が210名でしたが、22年度は326名に増えているのです。こういった施設の建設計画を立てる時に、将来の生徒数を予測しないはずがありません。いろいろ調べると、これは全国の養護学校で起こっている事態であることもわかりました。つまり障害を持った子供の数が、予測より毎年増えているということなのです。
 第二次世界大戦後ガンの発生率が増え続け、今や全世界でガンの死亡率が1位であることや、遺伝子異常でおこる障害児や奇形児の出生率が高くなっていることは、原爆や原発、そして水爆実験などによる放射能(放射性物質)や放射線の影響と全く関係がないとは言えないのではないでしょうか。一時期騒がれた遺伝子に影響があるとされる「環境ホルモン」という言葉は、最近めっきり聞かれなくなりましたが、「放射能の影響」を隠れ蓑にする情報操作だったのではないかとさえ思ってしまうのは私だけでしょうか。

 「遺伝子組み替え」は原爆の被爆国である日本には、とても馴染みずらい言葉です。遺伝子組み替えを拒否しつつ、そして日本は唯一の原爆被爆国であるとしながら、もしかすると今は日本人自らの手で原発によって内部被曝しているのかもしれないのです。

 そして調べてみたら、1995年にイギリスで放送されたこんな番組を発見しました。
「隠された被曝労働~日本の原発労働者1~3」



 それから、今でも罪のない子供たちが苦しんでいるチェルノブイリ。目をそらしたくなるようなショッキングな画像ですが、これはCGではありません。チェルノブイリ原発事故で汚染された地域の本当の姿なのです。




 私たちは、少なくとも原発の力で得た電気の恩恵を受けながら生活しています。
 しかし、その裏側で人の命が犠牲になり、子孫にまで影響を及ぼす爆弾を抱えて生活していることも認識しなければなりません。
 原発は他の発電施設に比べコストが安いといわれ、CO2を出さないので環境に優しいといわれます。しかし、原発のコストと人の命はどちらが重く大切で、環境に優しいけれど人に害を与えるものの、どちらを優先するのでしょうか。

2 件のコメント:

  1. こんにちは。ツイッターから飛んできました。
    http://satehate.exblog.jp/9982495/
    こういう話もあるようです。

    今、親や医師、研究者の間で、自閉症の増加と乳児が受ける定期予防接種の回数との問に直接的な関係があることを指摘する声が多い。
    これらワクチンの多くには、チメロサールという有機水銀を主成分とする添加物が含まれていた。

    すべてが原発、ではなく、こういうのも原因の一つだと思います。

    私も原発はいらないと思うけど、

    太陽光利権を孫に握らせてはいけないと思います。

    東電の株主総会に行ってきましたが、

    まぁでも電力会社側は意地でも原発を使うようですよ。

    先が短い人は原発推進のそれでもいいけど、

    ご自身の子供や孫のことを考えたら、

    原発は廃止の方向で検討したい…と

    どうして思わないのかが不思議で仕方がありません。

    返信削除
  2. 匿名さんへ

    投稿ありがとうございます。

    知りませんでした、チメロサールのこと。

    人間の命が、しかも子どもの命まで利権の裏側で操作されているかもしれないということ。

    ガン治療についてもそうですね。

    医者は抗ガン剤が患者を殺すことをわかっていて使っている。

    なぜならそれは、製薬会社と医療、医学界の癒着、そして巨大なスポンサーである製薬会社に口を封じられているマスコミとの関係があるということ。

    私は原発反対を訴えていたわけではありませんでした。

    でも、原発村どころか医学の世界にすら、得体の知れない巨大な闇の世界があることを知り、愕然とし、しかしどうすることもできないでいます。

    私にできることは、このような情報をブログを通じて拡散していくことしかないのでしょうか...。

    言いようのない虚脱感を憶えます。

    返信削除