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2011年7月14日木曜日

つくば市教育委員会からの通知

 一昨日、息子が学校から一通の通知を持って帰ってきました。保護者宛につくば市教育委員会が書いたもので、私はこれを読んで愕然とし、そして強い怒りを感じてすぐに教育委員会に抗議の電話を入れました。
 以下がその通知です。




 これを読むと、「1.放射線量の状況」の中で、市内の小中学校での線量計測が0.1~0.3マイクロシーベルトとされており、その後「活動制限の必要なレベルとして示されている値(毎時3.8マイクロシーベルト)を大きく下回っている」と書かれています。
 活動制限の必要なレベル 毎時3.8マイクロシーベルトという値は、年間にすると8760時間かけるので、32832マイクロシーベルト、つまり32.832ミリシーベルトという事になります。
 IAEAが定める世界基準の年間放射線量は1ミリシーベルト以下です。政府は4月にこれを20ミリシーベルトに引き揚げてしまい、大きな問題となっていますが、この通知に書かれいている数値はそれを大幅に上回る32ミリシーベルトを「活動制限の必要なレベル」としているのです。
 いったいどこからこの数値を持ち出してきたのでしょうか。

 そして、「2.学校生活にかかわる対策 ①放射線量の測定」の中で書かれている、学校生活内での被爆量の計算を、登下校を含む学校にいる時間(9時間)に学校にいる日数(200時間)をかけて算出し、その上で年間270マイクロシーベルトなので大丈夫だと書かれています。
 子ども達は学校以外でも外で遊びます。公園の砂場やアスファルトやコンクリートの上でも遊んでいます。それなのにつくば市教育委員会は、あくまで学校にいる時間のみを計算して、年間被爆量としているのです。
 そもそも、学校にいる時間だけ足し算したら一年にならないわけですから、この計算自体がおかしいし、それを受容年間被爆量と比較すること自体が間違っているのです。
 どうしてこんな計算をしているか。
 まやかしと、自己防衛としか思えません。そして、保護者は細かいことを知らないからこれくらい書いておけば納得するだろうと、馬鹿にしているとしか思えません。
 教育委員会までもが、子ども達を守ろうとしていないのです。

 すぐに教育委員会に電話し内容を説明して、この計算はおかしいと訴えると電話口の担当者は、「勉強不足で申し訳ない」と謝るのです。
 勉強不足な人間が、いや教育委員会という機関が、人をごまかして騙すような通知を平気で書いてい良いのでしょうか。
 すぐ、この通知が間違っていたと撤回する通知を出すように話すと、「検討します」と言う返事でした。
 「勉強不足」な人が間違いを指摘されてすぐに直さず、「検討する」とはどういう事なのでしょうか。
 既に、怒りは通り越しました。

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