原発と白血病の因果関係(ドイツのテレビ番組)1/3
投稿者: akwneindanke | 作成日: 2011/04/25
2006年に、ドイツのテレビ局 ZDF で放映されたドキュメンタリーです。
北ドイツの港町、ハンブルグから数十キロ離れた場所に、クリュンメル原子力発電所とGKSS原子力研究所、ふたつの原子力施設があります。
この近くで、1991年から2004年にかけて、15人の子どもたちが白血病になりました。
近隣の農家の屋根や樹木から、放射能が検出されました。また、白血病になった子どもたちの家族の染色体が突然変異を起こしており、研究者は、それが被爆者特有のものであると指摘しています。
住民たちは、「白血病・市民の会」をつくって、自ら専門家に原因解明のための調査を依頼しました。
周辺の土壌からは、核燃料と思われる、小さな球状の物体が、大量に発見されました。球状の物体の中からは、プルトニウム、アメリシウム、キュリウムといった放射性元素が検出されています。
これらの放射性元素の半減期は、たいへん長く、科学者は、土埃と一緒にこれを吸い込むことで、人体が傷つけられる危険があると指摘します。
小さな埃と一緒に、肺の中に吸い込まれたプルトニウムは、血管の中に入り込み、血流によって骨髄まで運ばれます。
骨髄に辿り着いたプルトニウムは、血液を作り出す造血幹細胞を攻撃し、傷ついた造血幹細胞の遺伝子に突然変異が起こって細胞ががん化し、白血病が引き起こされるのです。
また、放射線を浴びたことで、配偶子、つまりは精子や卵子が傷つけられ、それから何年も経った後で、生まれてくる子どもたちに危険が訪れる可能性があります。
1986年、チェルノブイリで事故があった年の秋に、GKSS原子力研究所で炎があがっているのをみたという目撃情報があります。
三人の目撃者の証言に共通するのは、不思議な色の炎から、煙が出ていなかったという点です。
しかし、管轄の消防署には、原子力研究所で火災が発生したという記録が残っていませんでした。よりにもよって消防署が火事になり、全てが燃えてなくなったというのです。
調査委員会の学者たちのほとんどが、球状の物体は、GKSS原子力研究所の近くで起こった火事、もしくは爆発によって、近隣にばらまかれたと確信していますが、当事者であるGKSS原子力研究所はこれを否定します。
核戦争防止国際医師会議は、イオン化放射線を外部に漏洩させた容疑で、クリュンメル原子力発電所とGKSS原子力研究所、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州の財務・エネルギー省を刑事告発しました。
しかし、リューベック州裁判所検事局は、容疑を立証する証拠が少ないという理由で、捜査と訴訟手続きを、たった1年で終了しました。
2004年11月1日、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州の調査委員会で12年間、調査をしてきた8人のうち、6人が委員を辞任しました。
公的な機関から、長年にわたり、組織的に研究を妨害されてきたというのです。
原発と白血病の因果関係(ドイツのテレビ番組)2/3
原発と白血病の因果関係(ドイツのテレビ番組)3/3
都道府県別に見た白血病死亡率(人工10万対)~平成21年 人口動態統計(政府統計)~
黄色マーカーは原発所在県
白 血 病
全 国 6.3
01北 海 道 6.8
02青 森 6.5
03岩 手 7.7
04宮 城 5.6
05秋 田 6.3
06山 形 5.7
07福 島 6.1
08茨 城 6.0
09栃 木 5.3
10群 馬 5.2
11埼 玉 4.8
12千 葉 4.6
13東 京 5.5
14神 奈 川 4.9
15新 潟 6.2
16富 山 7.3
17石 川 6.9
18福 井 6.3
19山 梨 5.3
20長 野 5.2
21岐 阜 6.1
22静 岡 6.3
23愛 知 5.5
24三 重 5.6
25滋 賀 4.8
26京 都 5.7
27大 阪 5.7
28兵 庫 6.1
29奈 良 6.5
30和 歌 山 8.0
31鳥 取 7.0
32島 根 7.8
33岡 山 5.3
34広 島 5.7
35山 口 7.1
36徳 島 5.5
37香 川 5.7
38愛 媛 7.7
39高 知 7.1
40福 岡 8.1
41佐 賀 9.4
42長 崎 13.1
43熊 本 9.4
44大 分 10.0
45宮 崎 12.7
46鹿 児 島 15.4
47沖 縄 9.7
福島原発,放射線被曝でガンの可能性,食物で内部被曝の可能性:Dr.ウィング
投稿者: junebloke | 作成日: 2011/04/25
日本語訳・概略:ノース・カロライナ大学、疫学者スティーヴ・ウィングとガンダーセン氏の対談。Dr.ウィングは、3マイル・アイランドについての研究者。3マイルアイランドの健康被害についての報告書を作成している。(4/21 ガンダーセン氏との対談より)
Q. 放射能の健康許容量は?
A.一般的に、安全な放射線量はなく、がんや遺伝への影響はある。放射線量が下がれば、リスクはさがる、ただ、リスクは消えない。
Q.福島原発の汚染は拡散しましたが、その影響は?
A.福島原発の事故では、メディアは放射線の恐れはないと言ってますが、私がいままで学んできた長期期間の放射線のガンの影響についての常識と違い驚きです。
福島の放射能は拡散して各地、世界に薄まって行きましたが、放射線拡散の結果として、ひとりひとりのリスクは減りましたが、ガンの発生人数が減るわけではありません。
何万人もの人が微量放射線をあびて、何千人もの人がガンになる可能性が広まったのです。
Q.日本の市民や米大陸に住む市民にとっては、どうでしょう?
A.もしあなたが福島(原発)近くに住んでいるなら、避難して下さい。(遠くに行けばいくほど)その大きな違いがでるでしょう。現地の放射線は高く、米国においては、放射線の影響はとてもとてもちいさいです。どの地方にどれだけの放射能の影響があるかわかりにくいし、放射線はとてもとても少ないです。
政府は、汚染が発見された時は、何を避けるべきか発表すべきです。私は、汚染が発見された場合は、人々はそれを避けるべきだと主張します。
Q.以前、私は米国FDAが魚と太平洋の放射線モニタリングをすべきだと述べました。特にマグロ、サーモンなど。公共の健康問題とか。
A.それよりも、他の事の方が重要でしょう。これには(国内の)別の放射能のケースの想定が含まれます。
我々は、集中して、人々、政府、電力会社に圧力をかけて、電力政策を問題化し、その時間を短くすべき。新しい原発を作るのは、福島原発の様な問題を起こし、今まで想定されていない新たな問題を起こす。福島原発事故が原子力会社の歴史の中で想定されていなかったようにね。我々は、電力政策において、どんな問題が起こるのか想像しなければいけない。
Q.3マイル、チェルノブイリ、福島原発事故、どれも技術者が想定していないのが原因だった。想定外、計測中、わからないとか。
A.その通りですね。今まで観たことが無かった事故は、我々すべてに、市民生活、地域、国家、国際レベルで、想像の元になります。これらの問題は、原子力会社のケースは、我々が見つめていく長い期間が必要です。福島原発事故は終息していませんし、この状態に我々を巻き込んだ大問題をひき起こした人たちも責任をとっていない。
*日本語要約: junebloke
チェルノブイリ特集 第1回 潜入!最悪汚染ゾーン('93.5)
投稿者: TheLongLongWayToGo | 作成日: 2011/04/21
チェルノブイリでは事故のあと病院から5万人のカルテが盗まれていた。追跡取材によって見つかったカルテはIAEAの発表を根底からくつがえす。IAEAによるチェルノブイリ安全宣言のカラクリを明かすレポート。広河隆一×櫻井よしこ
できるだけ多くの人に見ていただきたいです。これは過去のチェルノブイリの問題ではありません。いまの私たちの問題です。これからの日本の子供たちの問題です。
チェルノブイリ特集 第1回 潜入!最悪汚染ゾーン('93.5)
http://youtu.be/WCfzjHaVu5s
チェルノブイリでは事故のあと病院から5万人のカルテが盗まれていた。追跡取材によって見つかったカルテはIAEAの発表を根底からくつがえす。IAEAによるチェルノブイリ安全宣言のカラクリを明かすレポート。広河隆一×櫻井よしこ
チェルノブイリ特集 第2回 子供に何が起きたか('93.5)
チェルノブイリ特集 第2回 子供に何が起きたか('93.5)
http://youtu.be/M7u1AyLfkyw
チェルノブイリでの病院の取材によって、子供たちが放射線の影響で次々と亡くなっている実態が明らかとなる。IAEAは「住民の健康被害は全くない」と発表したが、驚くべきことにそのIAEAの調査団長をつとめたのは広島の医学者であった。広河隆一×櫻井よしこ
チェルノブイリ特集 第3回 原発汚染 死の生活('93.5)
チェルノブイリ特集 第3回 原発汚染 死の生活('93.5)
http://youtu.be/0rDbSMWKGPw
事故後7年目、チェルノブイリ原発周辺の住民を取材する。事故以来、周辺地域ではずさんな検査体制がしかれ、人々は汚染された食品を食べ続けていた。経済的な理由から母と子は避難できず、調査したすべての母乳から放射性物質が検出された。IAEAの安易な安全宣言が救援の動きに水をさし、事態を悪化させたのだった。広河隆一×櫻井よしこ
チェルノブイリ特集 最終回 少女の体に放射能は 衝撃的レポート('94.7)
チェルノブイリ特集 最終回 少女の体に放射能は 衝撃的レポート('94.7)
http://youtu.be/0rFYHpmta_0
チェルノブイリ原発事故から8年目、体内の放射能は潜伏期間を過ぎ、牙をむきはじめた。放射能は様々な形で子供たちに襲いかかる。さらに原発周辺地域を上空から取材する。見えたのは、今後100年以上誰も住めない街や、ズタズタに取り壊された死の村の姿だった。広河隆一×櫻井よしこ
広めていただけるとありがたいです。複製も歓迎です。
チェルノブイリでは事故の過小評価が人々の健康被害を拡大させました。日本政府はいま福島でチェルノブイリと同じことをくり返そうとしているのではないでしょうか。http://www.kantei.go.jp/saigai/senmonka_g3.html
「健康には影響は認められない」「問題ない」。こういう言葉はチェルノブイリでもくり返されたのです。
日本で同じ過ちをくり返させてはいけません。
今なら被害を防げます。真実を伝えてください。
そして子供たちを全力で守ってください。
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