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2012年10月21日日曜日

遠隔操作ウィルス事件・犯人像と冤罪を生む刑事捜査の問題点




さんが 2012/10/20 に公開
http://www.videonews.com/
ニュース・コメンタリー (2012年10月20日)
遠隔操作ウィルス事件:
犯行声明に見る犯人像と冤罪を生む刑事捜査の問題点
ゲスト:高木浩光氏(情報セキュリティ専門家)
 他人のパソコンを遠隔操作してインターネット上で殺害予告などが繰り返し行われた事件で、これまでに警察が逮捕した4人がいずれも誤認逮捕だったことがわかり、改めて警察­の刑事捜査のあり方が問われる結果となっている。
 今回の捜査はサイバー犯罪の捜査という意味でも、また一般の刑事事件の捜査という意味でも、捜査そのものが杜撰だった。しかし、捜査の杜撰さをとりあえず脇に置いたとして­も、逮捕された4人のうち2人が、やってもいない犯行を自供している。そればかりか、犯行の動機まで詳細に供述していた。なぜやってもいない犯罪を自白したり、動機まで詳­細に供述するなどということが、起こり得るのか。
 警察庁の片桐裕長官は18日、これまでに逮捕した4人がいずれも「真犯人ではない方を逮捕した可能性は高いと考えている」と語り、その後警察は誤認逮捕された4人に対して­謝罪を行っている。
 今回の事件では、6月29日に横浜市のウェブサイトに同市内の小学校への襲撃予告が書き込まれたのを皮切りに、皇族に対する殺害・襲撃予告や航空機、伊勢神宮の爆破予告な­どが、インターネット掲示板やメールなどを通じてこれまでに13回以上行われたというもの。その後、書き込みに使用されたパソコンのIPアドレスをもとに4人の男性が逮捕­され、うち3人は起訴され、1人の大学生は保護観察処分を受けた。ところがその後、押収されたパソコンから遠隔操作ウィルスに感染していた形跡が見つかり、第三者が遠隔操­作ウィルスを使用して犯行を行った疑いがあることが明らかになった・・・・。

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