前回、家の前の竹藪をおこした話を書きましたが、その後色々と考えあぐね、これ以上奥まで竹藪を起こすのを止めるにせよ、このままではまた竹が生えてくるし、竹の根も土から飛び出している状態で、すこぶるみっともない状態なので、とりあえずは竹の根をある程度取って、砂利を敷きならすことにしました。
繋がっている竹の根を取るのに悪戦苦闘していると、隣の家のおじさんが様子を見に軽トラでやってきました。
「いやー、暑いのに精がでるね。」
「もうちょっとなんで、なんとかやっつけちゃおうと思って。」
「そうだな、ここはこの時期マムシもでるし、竹なんか全部とっちまった方がいいんだ。子供ら、マムシに喰われたらたまったもんじゃねーかんな。オレあ、昔ここでちょくちょくマムシ捕まえて売ってたんだから。」
「へぇ~、マムシ売れたんすか。」
「精力剤だかなんだか作ってる会社に、結構いい値段で売れたんだ、昔は。」
なんて話をしながら、ふとおじさんの軽トラを見ると、なんと小さなヘビがタイヤの下で息絶えているではありませんか。おじさんに、「これ、マムシじゃないの?」というと、「んだんだ、こいつあマムシだ。」と言って軽トラを動かしました。
私はヘビが大大大大っ嫌いでして、自分が巳年であるのに、これ以上嫌いなものはないというくらい苦手なのです。子どもの頃からヘビの夢をしょっちゅう見ました。白ヘビの夢も何度も見ましたが、その度に大汗をかいて布団から飛び起きていたのです。(ちなみに、ヘビの夢は縁起がいいとか、金がたまるとか言われますが、それは真っ赤な嘘ですな。私自身が証明していますから。)
それでも恐る恐る近づいてみると、灰色の背をした小さなマムシのようでした。おじさんは、「死んじまったのは売れねえからな。」と言いながら、素手でマムシをつかんで、竹藪の奥の方に投げ捨てたのでした。「あああああ...」と、私はおじさんから50m位飛び跳ねて逃げました。
それにしても、おじさん強し。マムシ君、スマン。
それからダンプを借りて、親戚のおじさんに手伝ってもらって砕石を持ってきてもらい、ダンプ3台分の再生砕石を敷きならしました。ユンボで何度も砕石を踏んで転圧して、今回の竹藪おこしは終了しました。
最後にガイガーカウンターで再び砕石の上を測りましたが、0.06μSvに下がっていました。ただし、起こした竹の山にガイガーカウンターを置くと、場所によっては0.15μSvあるところもありって、竹に付着した放射線自体は除去できていません。しかしこれを埋めてしまうわけにも、焼却するわけにもいかないので、これ以上は諦めることにしました。
その他、雨の後いつも水たまりになっている道路や、竹藪の横の草むらを計測しましたが、やはり場所によっては0.12~0.14μSvのところもありましたが、きりがないので今回はこれで終了することにしました。
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