私は根っからの酒好きで、若い頃は日本酒なら一升、ウイスキーでも一瓶開けてしまうほどでした。今回拘置所に入ったのも、酒が直接の原因ではありませんが、元をたどれば酒のせいといっても間違いではありません。
この施設に入ってしまっては、酒も煙草もはなから諦めてはいるものの、やはり無性に飲みたくなるときがあります。
ビールはそれほど好きでもないのですが、日曜午後3時から流れるFMラジオの、番組スポンサーがアサヒビールで、コマーシャルでコップにつがれるビールの音を聞く度に、涙が出るほど飲みたくなりました。 特に初夏の、丁度ビールがうまい季節ですからたまりません。ホントに、心から、狂おしいほど恋しくなりました。
鬼平犯科帳の軍鶏鍋を食べながら酒をすするシーンを読んで舌なめずりし、雑誌の酒の宣伝を見てよだれをたらし、ラジオのコマーシャルのビールをつぐ音で七転八倒しました。そして、しまいには日記にお猪口に徳利、肴の絵まで描いてしまう始末で、こりゃーどーにもなりましぇん。一度考え始めると止まらなくなってしまうのでした。
もちろん私はアル中ではありませんが、3年ほど前までは所謂”ガンマジーティーピー(γ-GTP)”が人の10倍ほどあり、200は軽く越えている状態でしたので、全くアル中ではないとは言い切れません。
いやいや、そんなことではなく、人は我慢しなければいけない状態になればなるほど、欲望がふくれあがり、我慢できなくなるものであります。
これだけ酒が好きなんだから、ここを出たら居酒屋でも始めようかと思ったりもしましたが、それは勘違いであり、酒好きが居酒屋など始めたら店の酒を飲み潰してしまうし、御法度なのであります。酒蔵が商売を続けられるのは、酒蔵の社長は下戸が多いかららしいのです。
ここでの3ヶ月で、体もかなり健康体になったはずですが、出所したとたんにあっという間に反動で元に戻ってしまい、それどころかかえって悪化したのでした。
ハジ公さん初めまして。
返信削除昨夜、拘置所について調べていたら、こちらのブログに辿り着きました。
非日常の世界を、事細かく又イラストの紹介記事はとても読みやすく、小説と読むように、全部の記事を読ませてもらいました。お酒の記事には笑ってしまいました。
とても絵が上手いですね。
私は、普段から地方にある裁判所でよく傍聴に行っています。
いろんな被告人見ますが、中にはこちらを睨みつけてくる人も。。。
まぁ ムリもないですが。
記事にもありましたが、不甲斐ない弁護士だとお金を払った意味もないように思いますよね。私も、そういう弁護士を見たけど、傍聴人にこっちが被告人関係者に同情してしまいます。
記事が1月で止まっているようですが、記事は再開されますか?
その後を書いていただければ幸いです。
よしぼさん、コメントありがとうございます。
返信削除初めてのコメント投稿です!
ホント、嬉しいです。
このところ体調不良と仕事が忙しかったせいもありますが、実は少々気持ちが萎えていました。
ブログなので当たり前のことですが、一方的に書いてばかりで、どんな気持ちで読んでいただいているのかがわからないのも、淋しいもので...。
よしぼさんのおかげでまた書く気がおきました。
ありがとうございます。
裁判を傍聴に行っているとのことなので、よしぼさんの方が詳しいかもしれませんが、私は裁判は劇であり、まさに裁判劇だと思いました。弁護士、検事と裁判官は勿論三位一体で、初めから決められたストーリーを演じていて、それを演出の決められた劇だと思っていないのは被告だけなのではないかと。
少なくとも自分の場合を振り返っても、そう感じざる終えない場面が多々ありました。
つまり世の中、表もあれば裏もあるということでしょうか。
今後もできるだけ書き続けようと思いますので、よろしくお願いいたします。
1月から更新が止まってるようなので、正直お返事が戴けて驚きましたw
返信削除ハジさんが言われるように、筋書き通りの裁判か?と思う審理を見たことあります。
最近は、事件によっては傍聴してるうちにある程度、懲役年数も当てられるようになったから、たしかに暗黙でほぼ決まってるように思えます。
しかし、「まぁ3ヶ月の休養と思って」と言った弁護士さんは無神経ですよね。しかも検察に押されっぱなしな上、2回も質問を遮られるとは・・・・
刑事事件の弁護経験が殆ど無い人かなぁ。
私もブログ書いてるんですが、最初の半年近くは、全然、コメントいただけませんでしたww
だから、それまでは本当に萎えまくりでした。
かといって、ブログの更新が止まったままだと何も無いし。これがブログの弱点ですよね(^^;
よければ、こちらのブログを私のブログリンクに加えさせても宜しいでしょうか?
私も、会社がヤバイ状況になり、先々が不安の毎日ですが、応援してます。
私のコメントが初めての投稿とは驚きましたw
返信削除私もハジさんと同じく、最初からある程度、筋書きが決められてるように思います。そう思える審理を見たことあります。判例とか前例踏襲主義に縛られた公務員体質のような。でも、そこを何とかするのが弁護士の役目なのに(^^;
私選弁護人なら、なおさらですよね。
最近、傍聴していて分かったことは、論告求刑の前に、被告人質問時に、裁判官が被告人に説教したり過ちを諭したりしていると、おおむね、執行猶予が与えられるということが分かりました。
だから逆に、説教等が無いと、ほぼ実刑は確定ですね。
とはいえ、「3ヶ月の休養と思って」と言った弁護士さんは無神経すぎますよね。それに2回も裁判官から質問を遮られるとは。刑事弁護の経験が殆ど無い人だったのかなぁ・・・・・
私もブログ書いているのですが、最初の半年間は全く無反応で萎えまくりでしたww
よろしければ、こちらのブログをリンクさせても宜しいでしょうか?
よしぼさん
返信削除私は今年に入って、なんとか食えるほどの収入を得ることができるようになり、元の会社も再興させようと努力中ですが、まだまだ先の見えない状態です。
よしぼさんも会社を経営されているのでしょうか。
私は今回のことがあってから、不況だとかなんだとか言う前に、まずは自分自身を振り返る事が大切だと身にしみて感じました。
とにかくお互い頑張りましょう。
あ、リンクどんどん貼ってくださいませ。