<スポンサーサイト>

2011年4月5日火曜日

世界は恐怖する 死の灰の正体1,2

 1950年代、日本が原爆を受けて敗戦後復興まっただ中に製作されたドキュメントです。
冒頭で「小頭児」の女の子が2人紹介されますが、女の子の行動はうちの長男にとても似ています。母親が妊娠3ヶ月の時に広島で被爆しその後に生まれた女の子で、この時はまだ原因を研究している最中のようです。当然「遺伝子」についてもわかっていない時代です。当時は自閉症という言葉はまだなかったでしょうから、この女の子も今でいう自閉症なのかもしれません。
 「死の灰の正体2」の後半で、「このまま世界中が核実験を続けると、60年後にはストロンチウム90が基準値の40倍に達する」と解説していますが、現在がその60年後です。原水爆実験は相変わらず行われており、1996年にフランスが行った実験では、日本の原発から出たプルトニウムが使われていることはあまり知られていません。
 そしてこのドキュメントは、最後にマウスに放射能を当てる生物実験を見せ、「ねずみの死が人間の運命を暗示するものでないことを心から祈ります。」と、しめくくっているのです。

2 件のコメント:

  1.  マスコミを通じて政府が繰返し国民洗脳用に
    「体内に吸収される割合が少なく。」という、
    語句を撒いてしまったために、Sr90の数値
    を正直に出すとたいへんな事に、今まさになっ
    ていると、考えて良いと思う。特にアナーキー
    に2号機の炉の直接水等、複数種かつ、
    かなりが把握さえされていない状態の廃液を
    現実に海に流出させ続けているため、魚介類へ
    の影響が甚大だ。

    返信削除
  2. 匿名さんへ

    先日、保安院が「高濃度の放射能汚染水を”やむおえず”海に流す」ことを発表しましたが、そんな事をわざわざ発表する以前から垂れ流されていたはず。
    これから日本近海、いえ、もしかすると世界中の海の魚介類は食べられなくなるということですよね。しかし、そういう発表は一切しないのは何故でしょう。これもパニックを起こさせないためなのでしょうか。
    少なくとも今回被害を受けた地域では、漁業では生活できなくなる。海に囲まれた日本で「漁業」という言葉さえなくなるかもしれないということですよね。

    返信削除